(出典:株式会社アクティオ)
建設機械レンタル大手の株式会社アクティオは、無人で建設車両を貸し出す新サービス「アクスポ」を2025年6月30日より神奈川県平塚市のアクティオ平塚営業所で開始した。今後、全国各地への展開を予定しており、省人化と業務効率化を両立させる次世代型サービスとして注目を集めている。
深刻な人手不足に直面する建設業界では、高齢化や労働力の減少が大きな課題となっており、現場の省力化と就業環境の改善が急務である。アクティオは、こうした現場ニーズに対応すべく、建設車両の無人レンタルサービス「アクスポ」を導入し、24時間365日、利用者が自由に車両を貸出・返却できる仕組みを構築した。
利用者は事前登録の上、QRコードまたは会員カードと免許証を使用し、鍵管理機を操作することで指定の車両をレンタル可能である。夜間や早朝の利用にも対応しており、従来は前日に車両を受け取る必要があった作業にも柔軟に対応できるようになった。これにより、現場の業務効率が大きく向上するだけでなく、余分なレンタルコストの削減にもつながる。
また、同サービスはアクティオ側にとっても、土日祝日の対応を無人化することで時間外労働を削減でき、働き方改革にも資する施策である。今後はカーシェアリング以外の建設資機材への展開も視野に入れており、多様な無人貸出・返却サービスの実現を目指している。
アクティオは、これまで培ってきた「レンサルティング」のノウハウを活かしながら、レンタルの枠を超えた新たな付加価値を提供し、建設業界全体のデジタル変革と生産性向上を牽引していく構えである。