
中東情勢の影響を受ける中で、日本の中古車買取価格が高水準を維持していることは、非常に注目すべき点である。株式会社ファブリカホールディングスの完全子会社、株式会社ファブリカコミュニケーションズが運営する中古車査定サイト「車選びドットコム買取」のレポートによると、2026年7月以降の買取相場は、海外需要や円安を背景に高値圏が続く見込みである。

特に、UAE向けの中古車輸出は減少したものの、アフリカや東欧、南米などへの代替ルートへの切り替えが進んだため、全体の輸出台数は前年同月比約5%減にとどまった。このことからも、海外需要は依然として堅調であり、円安の影響も相まって、中古車の買取価格は引き続き高い水準を保っている。

2026年7月6日に発表されたUSSのオークション成約単価は約130万円で、前年同期比で約10%上昇した。このように、国内の中古車買取市場も高水準が続いており、「車選びドットコム」が独自に集計したデータでは、平均買取価格が100万円を超えていることが確認されている。
さらに、ボディタイプ別のランキングでは、軽自動車が29.7%、ミニバンが18.7%といったように、特定の車両が人気を博している。特に軽バンや軽ワゴンは、前年同月比で約25%の買取台数を伸ばしており、需要の高まりが見受けられる。また、車齢別に見ると、1〜3年程度の高年式車は海外市場での需要が高く、引き続き高値で取引されている。一方で、車齢5〜7年の車両は、国内市場において価格が下落しやすくなるため、海外バイヤーからの需要が急増している。
これに加え、ランドクルーザーやアルファード、ハイエースといった人気モデルは、海外市場での需要が高く、買取価格の維持に寄与している。特に日本車は耐久性や整備性が高く評価されており、国内需要だけではなかなか評価されにくい車両でも、輸出需要を反映した査定額となるケースが多い。
このように、中古車買取市場は今後も海外需要や円安基調を背景に、秋頃までは高値圏で推移することが見込まれている。車の売却を検討しているユーザーにとっては、絶好の機会である。