(出典:株式会社ゼンリン)
長崎県佐世保市の新たな取り組みとして、観光型MaaSアプリ「STLOCAL」とレンタカーを活用した周遊促進キャンペーンが実施される。このキャンペーンは、佐世保市と、「STLOCAL」を運営する株式会社ゼンリン(本社:福岡県北九州市、代表取締役社長:髙山善司)が連携し、2023年7月24日から9月30日まで行われる。
佐世保市には、日本一広いテーマパークであるハウステンボスや西海国立公園九十九島など、数々の観光スポットが存在する。しかし、二次交通の課題や滞在型観光の促進など、さらなる観光振興のための課題があった。このキャンペーンは、レンタカーの利用促進と滞在型観光の仕組みを構築することで、この課題に取り組んでいく。
キャンペーンでは、オリックスレンタカーとニッポンレンタカーの対象店舗で車をレンタルし、「STLOCAL」アプリを使用して佐世保市内の観光スポット20か所中2か所以上でデジタルチェックインをすると、4000円分の「させぼeコイン」が獲得できる。この「させぼeコイン」は、佐世保市が導入している電子地域通貨で、市内でのショッピングやサービスの利用に使用できるため、大変お得に観光ができる。
(出典:株式会社ゼンリン)
観光型MaaSアプリ「STLOCAL」は、ゼンリンが提供するサービスの一つである。「マイクロエリア」と称される狭域地域の課題解決を目的に、「移動情報」と「地図情報」を活用して地域の活性化を図るものである。このアプリを使用することで、観光情報の検索や旅の計画、さらには電子チケットの購入などが可能である。
佐世保市とゼンリンが2022年7月20日に包括連携協定を締結した。この協定は、佐世保市の地域活性化や市民サービスの向上を目的としており、本キャンペーンもこの連携の取り組みの一環として行われる。キャンペーンを通じて、佐世保市の観光の魅力を多くの人々に知ってもらい、地域の経済活性化や観光振興に寄与することが期待されている。