(出典:カーリースサービス「定額カルモくん」より)
ナイル株式会社が提供する個人向けカーリースサービス「定額カルモくん」は、全国の男女1,356人を対象にキャンプに行く際の交通手段等に関するインターネット調査を実施した。この調査は、コロナ禍をきっかけにブームが加速したキャンプが、引き続きアウトドアレジャーとして高い人気を集める中、実際にキャンプに行く方々がどのような交通手段を利用しているのか、キャンプと車の関係を明らかにするために実施された。
キャンプに行ったことがある全国の男女1,356人を対象に行った調査によれば、最もキャンプに行った年が多かったのは「2018年以前」で63.1%、次に多いのは「2022年」で11.7%であり、キャンプはコロナ禍での一過性のブームではなく継続的に人気を集めていることがわかる。
(出典:カーリースサービス「定額カルモくん」より)
キャンプ経験者の交通手段は75.0%が自家用車で最も多く、次いでレンタカー・カーシェアが9.0%、電車が8.5%となっており、実に8割以上が車を活用している。
(出典:カーリースサービス「定額カルモくん」より)
キャンプ経験者のうち、自家用車を所有している人は7割を超える。実際にキャンプで使われる車種はミニバンが最も多く、トヨタ「ヴォクシー」が一位であった。人気の理由は、車内空間や積載量の広さ、シートアレンジの豊富さと考えられる。
(出典:カーリースサービス「定額カルモくん」より)
キャンプ経験者のうち、自家用車を持っていない人の中で、自家用車があればキャンプに行きたいと答えた人は56.4%であった。キャンプに乗っていきたい車種を聞いたところ、トヨタ「ランドクルーザー」が最も人気で、スズキ「ジムニー」、ホンダ「N BOX」が続いた。
(出典:カーリースサービス「定額カルモくん」より)
これは、マイカーであればキャンプ用品を車に積んだままにしておけることや、レンタカーやカーシェアのように利用時間を気にする必要がないことなど、マイカー特有のメリットを感じているためだと考えられる。
調査結果から、キャンプに行く際の交通手段として自家用車が非常に人気であることが明らかとなった。しかし、キャンプブームがアフターコロナにおいても継続的に人気を集めていることから、レンタカー業界にも大きな影響が考えられる。キャンプ経験者の多くは自家用車を利用しているが、マイカーを持っていないキャンパーが26.7%いるため、新型コロナウイルス5類引き下げの影響からも、レンタカー業界における需要が増える可能性がある。
そこで、レンタカー業界は、顧客の利便性向上を目指し、予約や料金プラン、車種を充実させることが重要だ。キャンプブームに伴い、キャンプ用品のレンタルや車両内での充電設備など、キャンプに特化したオプションサービスの提供も効果的だろう。ミニバンやSUVなど、キャンプで人気の車種や、ランドクルーザーなど憧れの車種を取り揃え、利用しやすいプランを提供することで、市場をさらに拡大できるはずだ。また、キャンプでの車中泊経験者が41.1%と高いことから、車中泊に適した車両やオプションといった、ユニークなプランの提供で差別化もできるだろう。これからのキャンプニーズに対応することで、新たな客層の獲得につながるだろう。