東京センチュリー、九州電力、ニッポンレンタカーサービス、日本カーソリューションズの 4 社が、電気自動車を活用した新しい取り組みを 2 月 17 日より開始した。平日は業務用車両として、土日祝日はレンタカーとして電気自動車を活用する。
東京センチュリー株式会社(東京都千代田区)、九州電力株式会社(福岡県福岡市)、ニッポンレンタカーサービス株式会社(東京都千代田区)、日本カーソリューションズ株式会社(東京都千代田区)の 4 社は、今回の電気自動車活用(EV)の取り組みにより EV の普及拡大を推進することで、持続可能な社会の実現に向け貢献したいとしている。
この取組みでは、EV のリースにおいて豊富な知見、実績を有する日本カーソリューションズが ニッポンレンタカー に EV を提供する。平日は九州電力が業務用車両として利用して、土日祝日などの休日はニッポンレンタカー(薬院駅前営業所、福岡市中央区)で EV レンタカーとして一般のユーザーに利用してもらう。
業務用車両として EV を導入するという新しい取り組みだけでなく、レンタカーとしての活用を通じて一般ユーザーにも気軽に利用してもらい、EV の普及拡大およびシェアリングエコノミーにつなげる狙い。
さらに、九州では多くの太陽光発電が稼働しており、再生可能エネルギーの有効活用に向けて、蓄電池を活用する機会の増大が見込まれている。将来的に EV が普及した際には、EV のバッテリーを蓄電池として活用するスキームも考えられるため、今回 東京センチュリー が九州に所有するメガソーラーと EV の蓄電池機能を組み合わせることにより、再生可能エネルギーの有効活用についても検証する。
EV のさらなる活用に向け力を入れる電力会社は他にもあり、たとえば大阪ガスも 2 月 14 日より、電気自動車による電気料金の削減、カーシェアリング、非常用電源活用という 3 つのサービスの実現を目指し、同社が所有する実験集合住宅「NEXT21」にて実証を開始している。