(出典:ニッポンレンタカー)
ニッポンレンタカーは、2024年9月10日より東京都の板橋区、北区、豊島区の全10店舗で軽EV車両「日産・サクラ」の貸出を開始した。これはEVレンタカーの実証実験の一環であり、都市部での短距離利用に適した軽EV車を提供することで、EV利用の可能性を検証しつつ、環境に優しい移動手段の普及を目指している。
(出典:ニッポンレンタカー)
これまでニッポンレンタカーは、主に航続距離が長いSUVタイプのEVを中心に「世界自然遺産エリア」や「離島」での実証実験を行ってきた。しかし、今回は東京都内の板橋区、北区、豊島区に焦点を当て、短距離移動が多い地域特性に合わせて軽EV車の導入を進める。新たに配備される「日産・サクラ」は、航続距離が180km(カタログ値)で、特に静音性や経済性に優れていることから、都市部でのショッピングや短距離ドライブなどのタウンユースに適している。
今回の実証実験では、EVレンタカーの短距離利用ニーズや走行距離、充電量、充電時間などを検証している。導入店舗は、池袋東口、成増駅前、大塚駅前、池袋メトロポリタン前、赤羽、高島平、上板橋駅前、板橋大山、池袋要町、池袋サンシャインシティの計10店舗で、各店舗に軽EV車が配備される。
ニッポンレンタカーは、今後も自動車業界における脱炭素社会の実現に向け、快適で経済的な移動手段としてEVレンタカーの普及を促進し続ける。特に、タウンユースを想定した今回の取り組みは、都市部での環境負荷軽減に寄与することが期待されている。