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REXEVと釧路ガス、EVカーシェアリング事業を開始、地域脱炭素と観光活性化を支える新たな取り組み

投稿日 : 2025.10.02

北海道

EV・エコカー

カーシェア

(出典:株式会社REXEV)

株式会社REXEVは、釧路ガス株式会社向けに、電気自動車(EV)カーシェアリングサービスを2025年9月1日より開始した。地域における脱炭素推進と持続可能なエネルギー循環社会の実現を支援することを目的としており、住民の日常利用から観光需要まで幅広く対応する新しい取り組みとなる。

(出典:株式会社REXEV)

釧路ガスは都市ガスを中心に地域エネルギーを担ってきたが、再生可能エネルギーや脱炭素社会の実現に向けた要請が高まる中、「カーボン・オフセット都市ガス」の供給や「ブルーカーボン創出事業」など多様な施策を展開してきた。今回導入するEVカーシェアリングは、クリーンな移動手段の提供にとどまらず、エネルギーの地産地消や観光促進、地域経済の成長など多面的な効果が期待されている。

(出典:株式会社REXEV)

REXEVは、EV(日産リーフ1台)とスマート充電器(日東工業製6kW普通充電器)を釧路市内に設置し、運営を支援する。自社開発の車両管理システムと連携することで、利用状況に応じた最適な充電制御や太陽光発電の時間帯を活用した充電を実現し、効率的かつ環境負荷の少ないエネルギーマネジメントを行う。

環境面では、ガソリン車と比較して走行時のCO2排出量削減に寄与し、地域全体の脱炭素化を推進する効果がある。観光面でも、釧路市を訪れる旅行者が利用可能となることで、公共交通では行きにくい観光地へのアクセスを補完し、サステナブル・ツーリズムの視点から地域の魅力を高めることにつながる。

REXEVは本取り組みを起点に、EVの蓄電池としての価値を活用し、電力需給の調整力を高める構想も描いている。さらに、小松や他地域での展開も視野に、地域課題の解決やエネルギー循環型社会の構築を支援する方針である。将来的には、EVカーシェアリングと他の脱炭素施策を組み合わせ、地域全体を支えるエコシステムの形成を目指す。

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