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カーシェアリング市場の2023年第二四半期(4月~6月)における状況が、情報比較サイト「カーシェアリング比較360°」により発表された。主要5社による合計ステーション数は、前期比4.2%増の21,348箇所となり、車両台数は5.2%増の43,241台となった。
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タイムズカーは業界の先頭を走り、前期524箇所増加したステーション数が今期も645箇所と大幅に増加し、車両台数も1,902台増と独走状態を維持している。第2位のカレコ・カーシェアリングクラブは、今期275台増車の6,742台、ステーション数は149箇所増の計3,753箇所と成長している。一方、第3位のオリックスカーシェアは、車両台数を61台減少させたが、ステーション数は48箇所増加した。
業界第1位のタイムズカーは、ステーション数推移で前期よりも今期の伸長率が高く、大幅増が続いている。第2位のカレコ・カーシェアリングクラブも4.1%の伸長を記録し、オリックスカーシェアは前期減少から今期増加に転じた。4位以下のカリテコとホンダ エブリゴーも増加傾向である。
(出典:カーシェアリング比較360°)
都道府県別のステーション数推移を見ると、全国計で859箇所増加し21,000箇所を突破。首都圏では東京都が特に増加が顕著で、他の地方都市でも増加傾向が見られた。また、車両台数の推移も増加傾向であり、東京都は17,000台を突破。大阪は365台増やし、その他の地域でも一定の増加が見られた。
(出典:カーシェアリング比較360°)
以上のデータから、カーシェアリング市場は引き続き拡大しており、特に主要都市においてその成長が顕著であることが確認された。今後の動向に注目が集まる中、提供サービスの多様化と共に、更なる市場の拡大が期待される。
※このデータは、「カーシェアリング比較360°」(株式会社ジェイティップス運営)が独自に収集したものであり、各カーシェアリング提供会社の公式発表データではない。詳細はこちらから。