出典:Klook
旅行・レジャー予約サイトのKlookは、アジア太平洋地域13市場2600名を対象に行った旅行に関する意識調査の結果を発表した。この調査によれば、回答者の約半数(46%)が次の旅行先として日本を選んでおり、13市場中10市場で日本が1位にランクインしている。これは、日本が旅行者にとって引き続き魅力的な目的地であることを示している。
調査結果からは、2024年に旅行を計画している人々の中で、10人中9人が大切な人との旅行を望んでおり、旅行を通じた体験の共有が人間関係を強化する重要な手段であることが明らかになっている。特に、ミレニアル世代とZ世代の旅行者は、旅行を単なる休暇ではなく、絆を深める機会と捉えている。
興味深いことに、旅行者の5人に3人が、2024年の旅行予算を前年比で30~50%増やす意向を示しており、この予算の増加は旅行体験への高まる関心を反映している。旅行者は、予算の最大半分を体験やアクティビティに充てる意向を持ち、これは世界的なインフレにもかかわらず体験を優先する傾向を示している。
旅行者が重視するのは、体験の有無とその独自性であり、自然体験やアウトドア・アドベンチャー、テーマパークのスリル、博物館や史跡の文化的豊かさなどが人気である。また、SNSは旅行体験を共有し、他者との繋がりを深める手段として重要な役割を果たしている。特にInstagramとYouTubeが旅行のインスピレーション源として挙げられ、旅行者の多くが旅行コンテンツに日々触れ、SNSで体験を共有している。
この調査は、旅行者の嗜好が如何に変化しているかを示している。特にアジア太平洋地域では、旅行者の多くが春を旅行の最適な季節と考えており、自然やアウトドア・アクティビティを楽しむことが目的である。しかしながら、地域によって好まれる季節や活動は異なり、これは市場ごとの多様性を示している。
Klookは、2014年に設立された世界をリードする旅行・レジャー予約サイトである。このプラットフォームは、観光施設チケットからツアー、交通機関、Wi-Fi/SIM、レンタカー、ホテルなど、旅行者が必要とするあらゆるサービスを提供している。