出典:株式会社ビースタイル ホールディングス
ビースタイルホールディングス運営の『しゅふJOB総研』は、仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層を対象に行った「ライドシェアの仕事」に関するアンケート調査の結果を発表した。この調査は2024年1月17日から24日にかけてインターネットリサーチで実施され、有効回答者数は536名であった。
出典:株式会社ビースタイル ホールディングス
調査結果によれば、ライドシェアの仕事に対して「事故や事件など危険がありそう」と感じている人が73.3%に上り、ライドシェアの仕事に対する一般的な印象としても「危険ありそう」が62.3%、「融通利きそう」が19.8%という結果になった。これらの数値から、ライドシェアの仕事に対しては多くの人が一定の危険性を感じていることが明らかになる。
出典:株式会社ビースタイル ホールディングス
具体的にライドシェアの仕事を「してみたい」と回答したのは8.2%にとどまり、「思わない」と答えた人が68.7%に上った。これは、ライドシェアの仕事に対するネガティブな印象が強く、仕事をする上での安全性や保証に関する懸念が反映されていると考えられる。
出典:株式会社ビースタイル ホールディングス
フリーコメントからは、ライドシェアに対するさまざまな意見が寄せられた。例えば、ライドシェアによって高齢者や子連れ家族の送迎が容易になることを望む声や、事故や事件への巻き込まれないように安全対策を求める声、地方での運用に期待する意見などがあった。一方で、ライドシェアの仕事を希望しない理由としては、事故や事件の危険、運転手と乗客の信頼問題、自家用車の使用に関する不安などが挙げられている。
しゅふJOB総研の研究顧問である川上敬太郎氏は、2024年4月から条件付きで解禁されるライドシェアに関して、タクシー不足を補うための有効な手段として政府が位置付けていることを指摘した。しかし、多くの主婦・主夫層がライドシェアの仕事に対して危険を感じ、実際に仕事をしてみたいと思う人が少数にとどまっている現状が明らかになった。川上氏は、今後の啓発活動や実際の利用が進む中で、ライドシェアの仕事に対する印象が大きく変わる可能性があるとしている。