(出典:Lime株式会社)
世界5大陸・約30カ国で電動モビリティシェアサービスを展開するLime株式会社は、東京都江東区の「イオン東雲店」にLimeポートを新設し、座って乗れる電動シートボード「ラクモ」22台を配備してサービスを開始した。晴海通りに面したコメダ珈琲店付近に設置された本ポートは、Limeによる大型ショッピングセンターへの提供としては国内最大の設置台数であり、商業施設における新たなモビリティ連携モデルの先駆けとなる。
Limeはこれまで都心部を中心に、公共交通を補完する“ラストワンマイル”の移動手段として電動モビリティの普及を進めてきた。今回のイオン東雲店への設置は、買い物や通勤・通学など日常的な短距離移動ニーズに対応するもので、地域の交通課題解決や商業施設の回遊性向上に資する取り組みとなる。提供開始後すでに、イオン東雲店から最寄りの豊洲駅への移動手段として活用され、好調な利用実態となっている。
あわせてLimeは、利用者から特に支持されている「座って乗れる電動シートボード」の正式名称を「ラクモ」と定めたことも発表した。「ラク」は“楽に乗れる”“気軽に使える”、「モ」は“モビリティ”を意味しており、両者を組み合わせた造語「ラクラクモビリティ」をもとに、より親しみやすく簡潔にした名称として「ラクモ」が誕生したものである。
現在Limeの国内利用車種のうち7割以上を占めているのが椅子付き・かご付きの安心設計を備えた電動シートボードであり、女性や高齢者を中心に日常の移動手段として幅広い層から支持を集めている。今後Limeは「ラクモ」を日本の新しい都市モビリティのスタンダードとして展開し、全国のショッピングセンターをはじめとする大型施設へと拡大する予定である。