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SolyuとSkyDrive、韓国の都市型航空交通での「空飛ぶクルマ」導入に合意

投稿日 : 2023.09.21

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(出典:株式会社SkyDrive)

株式会社SkyDriveと韓国の航空機リース会社、Solyu Company, Ltd.は「空飛ぶクルマ」の最大50機のプレオーダーに関して合意の覚書を締結した。SkyDriveは「空飛ぶクルマ」および「物流ドローン」の開発を行っている。一方、Solyuはソウルを拠点とし、eVTOL、eCTOL、eSTOLといったゼロエミッション航空機のリースを主業とする。

南山ソウルタワー周辺を飛行するイメージ(出典:株式会社SkyDrive)

【関連記事】日本発の空飛ぶクルマ「SKYDRIVE」:米国サウスカロライナ州で事業始動!

SkyDriveが現在開発中の「SKYDRIVE」は、3人乗りの電動の空飛ぶクルマだ。2022年4月、国土交通省との型式証明審査の適用基準に合意をし、商用化に向けて開発が進められている。一方、Solyuは韓国の都市型航空交通を推進するために、ゼロエミッションの「空飛ぶクルマ」の導入が必要と判断し、SkyDriveとの提携を選んだ。韓国政府は深刻な交通渋滞問題を解決する手段として、K-UAMのロードマップ策定と、官民共同実証プロジェクトを推進している。

Solyuは、韓国の都市型航空交通の実現に向け、電動でゼロエミッションの「空飛ぶクルマ」の導入が不可欠であるとし、SkyDriveとのプレオーダー合意を行った。今後の実装において、両社は、政府、運航オペレーター、離発着場、給電インフラをはじめとする関係者と連携し、取り組みを深化させていく方針だ。

Solyu社長のAndrew Claerbout氏は、「iFデザインアワード2023」を受賞したSkyDriveの空飛ぶクルマ「SD-05」との提携に対する期待を示した。また、SkyDrive CEOの福澤知浩氏は、ベトナム、アメリカに続き韓国でもSolyu社からのプレオーダーを受注したことに感謝を述べ、両社の連携により韓国の航空分野でのCO2削減の実現に貢献したいとの意向を示した。

(出典:株式会社SkyDrive)

「SKYDRIVE」は、電動で垂直離着陸が可能な3人乗りの航空機である。安全性を高めるためのコンピュータ制御のアシストも備えており、将来的に日常の移動手段として普及することを目指して開発が進められている。

空飛ぶクルマは、電動化や垂直離着陸技術などを駆使し、次世代の持続可能な空の移動手段として期待されている。SkyDriveは今後、2025年の大阪・関西万博での運航開始を目標としており、その実現に向けて日々努力を続けている。

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