出典:出光興産株式会社
出光興産株式会社は、2023年11月27日より、カーシェアリング事業「オートシェア」において、キーロッカーを用いた新サービスを開始した。このサービスは、千葉県のユーカリが丘SSで導入され、将来的に全国への拡大が予定されている。キーロッカーの導入により、従来の車内での鍵の貸し出し方式から、より多様なモビリティシェアリングが可能となり、電気自動車(EV)の充電器用の鍵の管理も可能になる。
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この新サービスは、BIPROGY株式会社が提供する「smart oasis」プラットフォームを活用している。利用者は出光興産の公式サイトから無料で会員登録し、距離料金や燃料費が不要で、使用時間に応じた料金で利用できる。今後、出光興産はキーロッカーを使用する施設の拡大と共に、シェアリングできるモビリティデバイスの種類も増やす予定である。出典:出光興産株式会社
ユーカリが丘SSでのキーロッカーサービスでは、EV軽自動車2台、マイクロモビリティ3台、EV充電器1基が利用可能である。マイクロモビリティとしては、日本初の電動バイクと自転車の二刀流バイクGFR-02や、特定小型原付として登録可能な電動キックボードが含まれている。
出光興産は、中期経営計画(2023~2025年度)において、3つの事業領域での社会実装を通じた事業ポートフォリオの転換を目指している。この取り組みは、「スマートよろずや」の開発と社会実装に重点を置いており、地域の暮らしを支える生活支援基地への変革を目指している。この新サービスは、地域社会への貢献と、より豊かな生活のサポートを目的としている。