CHANGE FOR THE BLUE in北海道実行委員会が、9 月 22 日から 10 月 7 日までの 2 週間、ニッポンレンタカー北海道と連携して「レンタカーでごみゼロキャンペーン」実証実験を行う。この「レンタカーでごみゼロキャンペーン」は 日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環として開催される予定だ。
新型コロナウイルス感染症の拡大以来久々に、行動制限の無い行楽シーズンを迎える観光地。
日本有数の観光地が多くある北海道内の各地でも、清掃活動等を行い、訪れた人に綺麗な北海道を堪能してもらおうと準備を始めているという。
しかしここ数年、北海道内外から訪れる観光客による「ごみのポイ捨て」問題は、北海道の多くの観光地で問題となっており、環境省がルール策定の勉強会を開催した道内観光地もあるという。
対策には、北海道を訪れる人の問題意識を高めることが重要だ。
「CHANGE FOR THE BLUE in北海道実行委員会」は、ごみ拾い自体をそれぞれの人に「楽しい気持ち」で行ってもらうことが重要課題だと考え、北海道で高いシェアを占めるニッポンレンタカー北海道と連携したキャンペーンを実施するに至った。
キャンペーン中は車を借りるユーザーに、「CFBごみ袋」、「趣旨説明のチラシ」および「海洋ごみに関するアンケート」を渡して、旅行中に出たごみはごみ箱にきちんと捨てること、およびその様子を写真に撮る事をお願いする。車の返却時にその写真を受付に見せ、海洋ごみアンケートに答えたユーザーには、北海道土産として人気がある「白い恋人」をプレゼントする。
ゴミを捨てる、という一見当然のように見える行動を行えているかどうか、レンタカーユーザーに今一度見直してもらうキャンペーンとなっている。
また、観光地の洞爺湖温泉と連携を行い、CHANGE FOR THE BLUE オリジナルごみ箱を、洞爺湖温泉観光協会の 1 階(洞爺湖町洞爺湖温泉142番地)に設置。観光誘致も図るとしている。