（出典：FLEET PITLOCK株式会社）
自動車リース業界における車両メンテナンス管理のデジタルトランスフォーメーションを推進する「FLEET PITLOCK（フリート・ピットロック）」に、株式会社西出自動車工作所がリースメンテナンス管理会社として参画することが決定した。これにより、三菱商事エネルギー株式会社と西出自動車工作所が基本合意書を締結し、システム連携と普及に向けた取り組みが始まる。
（出典：三菱商事エネルギー）
三菱商事エネルギーは既に、オリックス自動車、住友三井オートサービス、日本カーソリューションズ、三菱オートリースのオートリース4社と業務提携契約を締結しており、今回の西出自動車工作所の参画により、5社目のパートナーが加わることになる。両社は2024年3月を目処にシステム開発を進める。
「FLEET PITLOCK」プロジェクトの背景には、自動車整備工場の深刻な人材不足や高まる負担、整備工場の効率改善が急務であるという課題がある。このため、業界横断型のプラットフォーム「FLEET PITLOCK」の構築が進められている。主な機能として、リース会社のメンテナンス依頼データの一元管理、メンテナンス対象月の車両検索やスケジュール管理、整備基幹システムとのデータ連携、リース会社へのメンテナンス報告と請求情報の一元化が挙げられる。
（出典：FLEET PITLOCK株式会社）
今後、自動車リース事業者やカーシェアリング事業者、レンタカー事業者などにも加盟を広げ、整備工場の効率化と業界全体の合理化を目指す。