
(出典:認定NPO法人Homedoor)
認定NPO法人Homedoorと株式会社ドコモ・バイクシェアは、これまで相互乗り入れにより連携してきた大阪のシェアサイクルサービス「HUBchari」と「大阪バイクシェア」を、2026年4月1日より「HUBchari(ハブチャリ)」へブランド統合した。統合後の運営拠点数は大阪府下で約700拠点となり、利用者は手続き不要で既存アカウントを継続利用できる。運営主体はHomedoorとドコモ・バイクシェアの連携体制となる。
HUBchariは、認定NPO法人Homedoorが展開するシェアサイクル事業である。Homedoorは「ホームレス状態を生み出さない日本の社会構造をつくる」という理念のもと、2010年に設立された。シェルターやカフェ「おかえりキッチン」の運営、再出発支援、講演などを実施し、これまで7000人以上の生活をサポートしてきた。HUBchariは、ホームレスの人の多くが自転車修理を得意とすることから始まった事業であり、2011年にサービスを開始した。現在は大阪市内約700ポートで運営している。

(出典:認定NPO法人Homedoor)
今回の統合は、2018年のドコモ・バイクシェアの大阪エリア進出以降、両サービスがポートの相互乗り入れや運営面で連携してきた経緯を踏まえたものである。一方で、ブランド名称やサービス窓口が分かれていたことにより、初めて利用する人にとって分かりづらい点や認知の分散が課題となっていた。運営面でも、ブランドごとに情報発信や管理体制が分かれており、利便性向上に向けた効率化の余地があった。
ブランド統合により、名称、情報発信、サービス体制を一本化し、利用者が一つのブランドとして認知・利用できる環境を整える。あわせて、ネットワークの最適化やデータ活用の高度化を通じ、移動サービスの利便性向上を図る。Homedoor理事長の川口加奈氏は、HUBchariが就労機会の創出を目的に生まれ、サービス開始から15年を経て大阪市民の移動手段として利用されてきたことを説明し、今後も働く人と使う人の双方に向けたモビリティの提供を続ける考えを示している。