（出典：秋間みのりが丘区会 公式）
群馬県安中市と群馬ダイハツ自動車（前橋市）は、JR安中榛名駅にて官民連携によるカーシェアリングを6月20日から開始した。これは、多様化する移動ニーズに対応し、駅利用者や地元住民のサービス向上を目指すものである。具体的には、「ダイハツステーション安中榛名駅前」というカーステーションを駅近くの市駐車場に設置し、車1台を配置。観光客や地元住民の2次交通の手段として活用されることが期待されている。
【関連記事】只見線再開通と新たな交通手段：奥会津地域におけるカーシェアリング導入事業
カーシェアリングとは、気軽に車を共同利用する仕組みであり、スマートフォン一つで予約からドアの解錠・施錠、精算までが可能という利便性が特徴である。また、24時間いつでも事前予約により利用でき、15分220円からの短時間利用も可能である。
開始セレモニーでは、関係者が交通安全を祈願し、岩井均市長と群馬ダイハツ自動車の北野広明部長があいさつを行った。市長は「駅乗降客と地域住民の利便性の向上、足の確保につながり大きな期待がある」と述べ、北野部長は「地域社会に貢献するため、全社を挙げて全力で取り組みたい」と意気込みを示した。
この試みは市内で初めてのものであり、今後は利用状況等を踏まえて他の場所での導入も検討される。これにより、地域活性化という観点からも大きな期待が寄せられている。秋間地区の鈴木義典代表区長も「移動手段の選択肢が増えるのはありがたい」と歓迎の言葉を述べたことで、市民からの支持も見られている。
これらの活動は、旅行客やビジネス客、そして駅周辺地区の住民にも利用してもらい、中心市街地や観光施設への交通手段確保、地域活性化につながることを目指している。今回の取り組みが、新たな移動の選択肢となり、地域の発展に寄与することを期待したい。