
キャンピングカーと車中泊スポットのシェアリングサービスを提供するCarstay株式会社は、2023年の7月から9月にかけての予約数が過去最高を記録した。この期間の予約数は2,586件、流通総額(GMV)は約9,837万円、売上は約4,371万円となり、前年同期比で約1.8倍の増加を見せた。

特に夏休み期間(7月18日~8月31日)においては、合計予約数が739件、GMVが約6,400万円、売上が約3,000万円と、前年同期比で約1.4倍から1.6倍の成長を遂げた。さらに、シルバーウィーク期間(9月19日~27日)も514件の予約が入っており、旅行目的の利用が多かったことが特徴である。コロナ禍からの旅行需要の回復により、宿泊施設不足や料金高騰が背景にある。特に、宿泊料金が上昇しているため、移動と宿泊を一体化できるキャンピングカーの利用が増えている。1台のキャンピングカーを複数人で利用することで、旅行費用を抑えられる選択肢となっている。
また、地方で開催されるイベント、例えば音楽フェスや花火大会においても、宿泊施設の不足が問題視されている。こうした中、Carstayでは、夏休み期間の予約において「イベント」目的の利用が2025年の5%から15%に増加し、約3倍の成長を見せた。特に、新潟県の「FUJI ROCK FESTIVAL」や「長岡まつり大花火大会」など、大型イベントへの参加目的での予約が増加した。シルバーウィークにおいては、観光旅行目的のキャンピングカー利用が50~60%増加した。旅行のスタイルとしては、「四国一周」や「東北一周」など、広域周遊型の利用が増加しており、長期の周遊旅行にキャンピングカーが活用されている。
今後は、冬に向けての旅行需要を見込んで、Carstayではスキー場との連携や年末年始の旅行キャンペーンを展開する予定である。また、500台以上のキャンピングカーが登録されており、冬用の装備が整った車両も多数揃っているため、快適な旅行が可能である。
Carstayは、キャンピングカーの貸出やスペースシェアだけでなく、独自のキャンピングカー「SAny.VAN」を製造し、初めての利用者でも気軽にキャンピングカー旅行が楽しめるような内装設計を提供している。
今後の展望として、キャンピングカーのシェアリングサービスはさらに拡大することが期待されており、より多くの人々にバンライフの魅力を伝えることを目指している。