
学校法人 日本教育財団が運営する専門学校HAL名古屋は2026年10月15日、愛知県が名古屋市内で推進する自動運転プロジェクトにおいて、同校グラフィックデザイン学科の学生がデザインした自動運転車両の運行が始まったと発表した。あわせて、同校の総合校舎スパイラルタワーズが引き続き名古屋駅側の発着地点を担うことも明らかにした。

HAL名古屋は、ゲーム、CG、ミュージック、カーデザイン、ITなど、IT・デジタルコンテンツ分野の即戦力となる人材を育成する専門学校である。産学連携を教育の軸に据え、第一線で活動するプロによる直接指導や、企業からの依頼に学生が取り組むプロジェクト、プロの現場で使われるソフトウェアやハードウェアの導入など、実践的な教育環境を整えてきた。希望者就職率100%を掲げるほか、完全就職保証制度、国家資格合格保証制度、給与保証制度の3つの保証制度を設けている。愛知県の自動運転事業には2024年度から参画し、名古屋駅エリアに位置するスパイラルタワーズを運行の発着地点として提供してきた。
今回運行を開始した車両は、グラフィックデザイン学科3年の渡邊陽埜さんがデザインを手掛けた。「想いを未来へつないでゆくクルマ」をコンセプトに掲げ、未来へのワクワク感やイノベーションへの期待感、さまざまな人の想いと力が一つになって前進する様子を、力強くカラフルな流れ星のモチーフで描いている。同校は車両デザインに加え、PR映像やポスター、リーフレットといったプロジェクトの広報ツールの制作も担当しており、デザインからクリエイティブの発信までを一体的に支援する体制をとる。
大村秀章愛知県知事が出席した試乗会には、制作に携わった学生も参加した。学生らは、自ら手掛けたデザインや広報物が実際の公共事業の中で運用される現場に立ち会い、社会実装の過程を直接体験する機会を得た。HAL名古屋は今後もスパイラルタワーズを名古屋駅側の発着地点として自動運転車両の運行を支え、名古屋駅エリアの活性化に取り組む方針を示している。