一般社団法人日本カーシェアリング協会（宮城県石巻市）が、エーモン工業株式会社（兵庫県神崎郡）から車両とメンテナンス用の機材の寄付を受けたと発表した。
エーモン工業株式会社は今回、9 台の軽乗用車とシート洗浄機と車内用掃除機を寄付した。
自動車メンテナンス用品やカスタマイズパーツの企画、製造、販売を手掛ける企業であるエーモン工業は 2018 年に西日本豪雨支援（岡山県および愛媛県）として、被災地で不足している車を現地に届けて被災者の方々に役立ててもらおうと、個人や近隣の自動車販売会社等に協力を呼びかけ、21 台の軽乗用車を寄贈した。この年の寄贈を皮切りに、一般社団法人日本カーシェアリング協会への寄付を毎年行っており、2019 年には 令和元年8月豪雨（佐賀県）支援のために 15 台の軽自動車を寄贈した。
寄付された車両は、協会が実施する平時における協会の防災、減災のための取り組みや、交通弱者支援に活用していく見込み。
2011 年 4 月に東日本大震災後の宮城県石巻市で設立された非営利団体である日本カーシェアリング協会は、自動車の寄付を募り、仮設住宅の住民で車を共同利用するカーシェアリングを行っている。これまでに協会には、延べ 600 台超の車の寄付が集まっているといい、境界はその車を活用して、コミュニティカーシェアリングの普及促進や、災害時の車の無償貸出支援、生活困窮者や NPO への車の貸出支援などを実施している。