都内一部の場所で実施する、テスラ などを利用した EVカーシェアリングサービス「Nikola EV Share」に、株式会社スマートバリューのシェアリングプラットフォーム「Kuruma Base（クルマベース）」が提供されている。
株式会社スマートバリュー（大阪府大阪市）が運営・提供する「Kuruma Base」は、テスラ API とも連携できるモビリティのシェアリングプラットフォームだ。株式会社ExKey（東京都港区）が 12 日から提供を始めた「Nikola EV Share」に採用された。「Nikola EV Share」は、マンションや周辺駐車場を中心に、テスラ モデル3を使ったEVカーシェアリングサービスだ。
脱炭素化に向けた世界的な取り組みが進むなか、日本でも政府が化石燃料を必要としない電気自動車普及を推進中だ。2030 年半ばまでには、「乗用車新車販売でEV100％を実現できるよう包括的な措置を講じる」とグリーン成長戦略でも発表している。政府はこの目標の実現に向けて、電気自動車の普及、インフラの拡充を推進している。
現在カーシェアリングサービスは、新型コロナウイルス感染症拡大対策として、カーシェアリング サービスの需要が増加していること、また自家用車を用いない人が増えたことも後押しし、勢いが高まっている。所有せずに利用する動きが加速し、より便利で、より身近なサービスへのニーズが高まっている。
電気自動車を利用したカーシェアリングユーザー数の拡大は想定されるものの、日本国内の集合住宅の充電器設置率はいまだ低い。
「Nikola EV Share」では、こういった背景から、充電器を設置できるマンションや周辺駐車場へ、さらなる利便性向上と環境への配慮を両立させる、EVカーシェアリングを展開する。ExKey は充電器の設置からオペレーションの開始までを代行しており、期間限定で充電器の本体・設置費用を同社が負担するキャンペーンも実施中だ。